築60年の、住宅リノベーションが進んでいます。
建物を、次世代へと継承していくために、最適な技術を使って、大切に取り扱います。
60年間、住まいを守ってくれた当時の天然木たちを、あたらしい建物に再利用する準備を整えてから、内部の解体作業を済ませました。
今日は、間取りを変更するために、補強梁(ほきょうはり)を入れて、不要になった柱(はしら)を取り除く作業を進めております。
梁(はり)は、屋根や柱などと一体化して、建物全体を支え、建物の変形を抑える重要な役割があります。屋根裏は、普段は、天井に隠れていて見えませんが、天井を取り除くと、梁(はり)、桁(けた)、垂木(たるき)などの多くの部材が見えてきます。
築60年のこちらの建物では、丸太のまま曲がった木材を使用してあり、当時の大工さんが、巧みにつなぎ合わせて、造り上げておられます。
当時の大工さん達は、何も特別なことではなく、大工さんなら誰でもやっていた施工方法だったのですね。
温故知新。
先人の技を、現代の知恵泉に。
60年前の、自然木の立派な梁(はり)が姿をあらわしています。
そこに、
補強梁(ほきょうはり)を入れて、
不要になった柱(はしら)を取り除く作業を進めています。
天然木の梁(はり)と、
補強のための、梁(はり)をつなげています。
もともとの柱(はしら)も、天然木を巧みにつなぎ合わせてあります。
2月15日。
今日も、
行く先々では、
梅の花が、きれいに咲いています。
あたたかくなってきたということですね。
ありがとうございます。
施主様と、さまざまな気候や災害から守ってくれる建物に感謝をしながら。
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